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投資の基礎知識 第12回 
外貨建て商品(為替)との付き合い方

女性が指摘

第11回でも為替に絡んだお話をしたのですが、今回は外貨建て商品全般のお話をしていきます。

一言に「外貨建て」といっても色々な商品があります。
外国株式・外国投資信託・外貨建て預金・外国債券・外貨建て保険・FX取引・商品先物・貴金属投資・仮想通貨等々

一見外貨建て商品に見えなくても例えばFX取引は通貨そのものに投資しますし、商品先物は米ドル建ての商品価格×為替、金投資もそうです。仮想通貨などはまさに外貨そのものへの投資です。

あらゆる商品特性を理解するうえで為替の知識が必要になってきます。

そんな中でも近頃流行りの外貨建て商品(為替)との付き合い方について、お話していきます。

投資の基礎知識 第12回 
外貨建て商品(為替)との付き合い方

外貨建て商品(為替)は投資についてまわる問題です。
外貨建て商品(為替)との付き合い方について考えておきましょう。

  • 外貨建て商品とは
  • 外貨建て商品に投資するということの意味
  • こんなことがありました①
  • こんなことがありました②
  • 外貨建て商品(為替)との付き合い方

外貨建て商品とは

資金

外貨建て商品について具体的なお話をする前に、ここでいう外貨建て商品というものについて定義しておきます。

ここでいう外貨建て商品とは

  1. 外貨建てで売買されている金融商品
  2. 商品価格を構成する要素に外貨が含まれる商品

この二つを言うこととします。これらはともに購入/売却の際に外貨の影響(為替の影響)を受けるものである。とします。

なぜこのような回りくどい定義をするかというと、一見して円で売買するように見えても実は為替の影響を強く受ける商品であったり便宜上円貨で表示されている外貨建て商品というものが存在するからです。つまり良く商品内容を理解しないことには、為替の影響を受けていることがわからないような作りの商品もあるということです。

2.の例としては、GOLDなどの貴金属や商品先物などのように円建て(〇〇円/gというような形)で表示されていても、実際には「ドル建ての金価格×為替」といったような形で価格が形成されるものもあるということです。

ただ、一般的には1.の外貨建てで売買されている商品、つまり外貨建て債券(外債)や外国株式・外貨建て投資信託のように「商品単価×為替」が売買価格である商品がほとんどではあります。

外貨建て商品に投資するということの意味

クローバー

ここでいう外貨建て商品には、為替の変動が影響します。
つまり外国株に投資するということは、株価の変動に加えて為替の変動の影響もうけるということになります。変動要因が2つに増えるということは、それだけリスクを多くとるということです。

加えて例えば、日本で日本株を購入しようとすれば
株価×株数+購入手数料(消費税込)が購入代金です。

一方で米国株を日本円で購入しようとすると
株価(米ドル)×株数×購入為替+購入手数料(消費税込)となります。証券会社や購入方法によっては購入手数料が株価(米ドル)に含まれていることもあります。

購入為替のことは金融用語ではTTS(電信売為替)といいます。これはドルを顧客に売却(顧客が買)する際の為替という意味です。これは一般に為替相場(ここでは米ドル)の時価に、いくらか(1米ドル当たり0.5円~1円など)の為替手数料を乗せた金額になります。

ここで気づいていただきたいのは、いわゆる購入手数料(消費税込)と為替手数料の二つの手数料が計上されているということです。今回は購入時の話ですが、当然売却時にも同様の手数料がかかります。

為替(ドル円相場)が変動することで売買金額が変動するということは、当たり前のことだと思います。参加する方はそのことも理解したうえで参加されることでしょう。ただ、手数料がめちゃめちゃ乗っている可能性があることも理解しておきましょう。

それが外貨建て商品に投資するということの意味なのです。

こんなことがありました①

夫婦二人

証券会社に勤めて営業をしていたころには、こんな事例も多くありました。

米ドル建ての債券を10,000ドル購入していただきました。
為替は1USD=100円 債券の単価が100円だったとします。
購入時の代金は
10,000ドル×100円×100円/100円=1,000,000円です。

債券の価格なんてものはそんなに大きく変動するものではありません。ひと月に1円動いたら大きく動いたという方でしょう。
でも、為替は意外と日々大きく動いたりします。
1年3か月後に1USD=120円、債券の単価が101円になったとします。
ここで売却すれば
10,000ドル×120円×101円/100円=1,212,000円になります。(経過利息については割愛)

当然、いい話ばかりではありません。逆の結果になった例もあります。

こんなことがありました②

ゴルフクラブ

これは、税理士事務所に勤務していたころの話です。

あるお客様の相続税の申告の際のお話。
地元の銀行に勧められて、豪ドル建ての一時払い終身保険に加入していました。相続税の死亡保険金の非課税枠(法定相続人×500万円)が使用されていなかったため、1500万円相当の金額の保険に加入していたようです。

因みに一時払い終身保険というのは、加入時に一括で生命保険料を支払います。死亡時には支払った保険料+利息が死亡保険金として支払われます。加入条件が比較的緩く、相続税の死亡保険金の枠を使うために節税目的で加入することも多い商品です。日本の金利が非常に安いこと・手数料が良かったこともあって一頃よく流行った商品でした。

加入して5年ほど。お客様はなくなり相続が発生しました。1500万円支払った保険の死亡保険金は1200万円程になって帰ってきました。豪ドルが8割近くまで下落していたのです。
相続人ひとり頭500万円確保するはずだった保険金は、ひとり頭400万円程になってしまいました。

為替のリスクはとるべき商品ととるべきではない商品があると思っています。
特に保険で為替のリスクをとる必要はありません。
「保険」なのですから、手当てするべき金額を万一の時に手当てできないのであれば意味がないからです。当然今回と逆のケースも考えられます。思いのほか相続財産が増えるケースもあるでしょう。

外貨建て商品(為替)との付き合い方

Q&A

まとめです。外貨建て商品(為替)と付き合うということは

  1. 為替の変動リスクをとるということ
  2. 日本円建ての商品に比べて手数料をたくさん支払っているということ
  3. 万が一の時に必要なお金を運用するには危険が大きすぎるかもしれないということ

これらを受け入れるということになります。


「そのくらい構わんよ」という方は、
          外貨建て商品(為替)に投資して投資収益を狙うこともできます。
「いや、それは困る」という方は、
          外貨建て商品(為替)に投資するのは避けましょう。

一般的には、そのお金はリスクをとって良いお金なのか?という観点でリスクをとるか否かを判断しましょう。

そのお金、リスクをとってもいいお金ですか?

2024/02/26

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