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少し前のことにはなりますが「DIE WITH ZERO」という書籍がずいぶんと話題になりました。
直訳すれば「ゼロで死ぬ」つまり、生きているうちにお金を使い切って最期を迎えましょう。という考え方について紹介したものです。
著者はビル・パーキンスさんで、いわゆる資産家です。そして、この方と似て非なることをおっしゃるお客様がしばしばいらっしゃいます。
「死んだ後にお金を残さなくていいから」という考え方についてお話ししようと思います。
ビル・パーキンスさんが著されたDIE WITH ZEROという書籍が一頃随分と話題に上りました。
これ、「死んだ後にお金を残さなくていいから」というのとは意味が違います。
この本を読まれた方には申し訳ありませんが、
内容についておさらいしておきたいと思います。
この本で著者が述べていることは
簡単にまとめるとこんな感じです。
さらに、この著者はどんな方かというと
ウォール街で活躍した後にヘッジファンドのマネージャーとして成功を収めた、アメリカのコンサルタント会社のCEOなのだそうです。
ここからは単なる推測ですが、日本の一般家庭と比較したら桁違いの資産を保有している方ではないかと思います。
私が何を言いたいかというと、著者と我々(少なくとも私)では資産規模が違いすぎるので全く同じと考えてはいけないということです。
日本の一般家庭で老後資金に残そうと考えている金額は、著者にとっては大した金額ではないかもしれないということです。
年収数億円の人と年収数百万円の人は同じに考えてはいけないという言い方もできます。
著者を貶すつもりも年収が少ないことを悪く言うつもりもありません。
ただ「そこには違いがある」ということです。
お金に関する考え方としては「生きているうちに有効にお金を使う」のは理想的だと思います。
でも、それだけじゃないんだなぁ
というお話をしたいのです。
では、何故お金を使い知ってしまってはいけないのかについて説明します。
たまにお客様の中にも
「死んだ後にお金を残さなくていいから」とおっしゃる方がいらっしゃいます。お金を有効に使って必要以上に残さないというのであれば、その考え方には賛成です。しかし、大抵は死んだときの預貯金残高0円のことをおっしゃることが多いようです。
これは「一つ間違うと、あとに残された人が大変につらい思いをする」ことにつながります。
人は生きるのにもお金がかかりますが、死んでもお金がかかります。
葬儀・片付け(場合によっては特殊清掃や残置物の処分費)・親類縁者への連絡・埋葬どれをとってもお金がかかります。
0ってわけにはいきません
そもそも老後資産としてどれだけ残しておくべきかは人によって違います。
健康に老後が迎えられるのか? どんな老後生活を送りたいのか? どんな最期を迎えたいのか?
入院するのか? 介護施設を利用するのか? 一人なのか? パートナーは居るのか?
この辺りをじっくり考えて、お金の予定と目標を考えておくことは必要です。
先に「そもそも老後資産としてどれだけ残しておくべきかは人によって違います」と書きました。
同様に、これだけは残しておきたいというお金も人によって違います。
入院して亡くなる場合や施設で亡くなる場合には最終月の医療費や利用料。パートナーが残る場合にはその生活費。遺される方々に遺産として遺したい金額。相続税が発生する場合には、その納税や手続きに必要な現金。
単身の場合には動産や不動産の処分費と葬儀埋葬などにかかる費用に加えて、死後の事務手続きを誰かにやってもらうための契約と費用。
意外と100万円単位のお金が必要になるかもしれません。
2025/9/12公開
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございます。
今回はDIEA WITH ZEROの考え方について考えてみました。
死んだ後に無駄なお金を残さず、自分のために精一杯生きてお金を使うことは大切な考え方です。
でも、そのために必要な貯蓄と自分の死後に必要となるお金を除けた残りをZEROとすることは、単純に貯金0円で最期を迎えることと同じではありません。
ライフプランを作成してキャッシュフロー表を作成することで、このあたりのお金の流れを明確にしておきましょう。
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