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投資の基礎知識について、シリーズとしてお伝えしていこうと思っています。
第1回 リスク許容度についてです。
リスク許容度というのは「どんなリスクをどの程度とるか」のことです。何だそんなことと思うなかれ、ここをしっかり定めておかないと後々大変なことになります。
どんなリスクがあるのか?
どの程度のリスクをとるのか?
そもそもリスクとは?といったお話です。
投資におけるリスク許容度の判断方法についてご説明します。
リスクとは何でしょう。投資の世界に限らずリスクは存在します。例えば、私たちは日々交通事故に巻き込まれるリスクを承知して外出しています。
投資の世界では損益が発生する可能性とその大きさのことだと思っていただければ、おおむね間違いはありません。
ただし、正確には投資の結果が当初の想定に対して上下する幅についてリスクといいます。
ハイリスク・ハイリターンという言葉を聞いたことはあると思います。「高いリスク(ハイリスク)をとることで、高い収益(ハイリターン)を見込むことができる」という意味です。あくまでも見込むことができる。というのがポイントです。
高いリスクをとったからと言って、高い収益が得られるとは限らないわけです。
だから、自分でどの程度の高さのリスクをとることができるのか?
どの程度の大きさのリスクををとることができるのか?を決めておく必要があります。
言い換えれば「どのくらいの危険性を覚悟して、どの程度の大きさの損失を出してもいいと考えるか」となります。
自分が許容できるリスクの種類について考えてみましょう。
①価格変動リスク:値段が変わるリスクのこと
②為替変動リスク:海外のものは為替によって円で受け取る金額が変わります。
③金利変動リスク:金利の変動によって、受け取る金利や支払う金利が変わります。
④信用リスク:株などは会社が倒産することで価値は0になります。
⑤災害(天候)リスク:災害や気候変動などによって、壊れてしまったり中止になるなど。
⑥社会的リスク:戦争が起こるなど社会情勢の不安定化により、価値が変動したり換金できなくなったりします。
⑦時間リスク:時間が経つことによって値段や価値が変わります。
投資に関連して考えられるリスクというとこのあたりでしょうか。各リスク同士が関連性を持っていますから、きっちりとした線引きはできません。
この中から自分で理解できるもの、発生しないであろうと思われるもの、影響が小さいから無視してしまおうと思えるものを選んでいきます。選んだ結果から、投資対象となるものの種類を決断する材料とします。
例えば、①③④で国内株式・国内債券など①②③④⑦で外国株式・外国債券など①③⑤⑦で国内不動産投資などが考えられます。
リスクの大きさには2種類あります。
①金額的な大きさ
②割合的な大きさ です。
金額的な大きさとは投資に必要な金額の大きさのことで、1単位投資しようと思った時にどの程度の資金が必要となるかのことです。例えば株式の売買単位によっては5,000円で1単位買える銘柄と、500万円で初めて1単位買える銘柄があります。総資産2000万円の人にとって5000円の投資と500万円の投資では生活に及ぼす危険の大きさが違ってきます。
一方で割合的な大きさとは、どの程度の割合の損失が考えられるかということです。極端なことを言ったら1か0かということになりますが、商品の性質に依存するケースが多いと思われます。例えば株ならその会社が倒産してしまえば、価値は0になります。投資信託の保有銘柄(例えば100社保有しているとして)の内の1社が倒産しても、せいぜい数%しか値下がりしません。
リスクの金額的な大きさと割合的な大きさを考えて、自分ならどの程度の大きさまで許容できるのか。言い換えればどの程度の損失なら許せるかを見極めます。
自分がどの程度まで損失を許すことができるかを決めたら、それに見合った投資先と投資方法を決めていきます。
①1円も損失を出したくない。特にもうからなくてもいい。
②時間をかけてもいいから、損失をあまり出さないことを優先したい。
③短期間で大きくリスクをとってもいいから、大きく利益をとることを狙いたい。
④時間をかけてもいいが、特に投資に気をとられたくない。気が付いたら増えていてほしい。
個人個人で求めるものは違います。
リスク許容度(どの程度までなら損失を許せるのか)をきちんと考えて方向性を見出しましょう。
そのうえで自分でしっかり吟味して投資先を選んで、悔いのない投資にしていきたいものです。
2024/06/26更新
今回は自分のリスク許容度について考えることに、焦点を当ててみました。
自分の考え方を持たずに営業マンの台詞を鵜吞みにして投資した結果、つらい思いをしてきたお客様を何人も見てきました。皆さんにはそういった思いをしてほしくないと思って、今回の記事を書きました。
リスク許容度について考えることは、ひいては投資手法を決めていくうえでの大きな道しるべになります。貯蓄から投資へという政府の方針があります。NISAやiDecoの残高が一頃の2倍になったという話も聞きますが、どれだけの人が投資の怖さを知って手を付けたのだろうかといつも疑問に思います。
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