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投資の基礎知識 第10回 
債券投資① 利付債(基礎)

女性が指摘

第10回からは債券投資について考えていきます。

まずは利付債(基礎)からです。
なぜ(基礎)かというと、今回は利付債への投資の中でも発行に伴う募集の際に、新発公募債を購入して満期まで保有することを中心にお話をするからです。

次回(応用)では発行後の債権を既発債で購入する際のことと、利回りの考え方などお話します。

投資の基礎知識 第10回 
債券投資① 利付債(基礎)

今回は債券投資の基礎、利付債の新しく発行されるものについてのお話です。

  • 利付債とは
  • 格付けとリスクについて
  • 新発債の購入
  • 基本的な投資スタンスと途中売却について

利付債とは

資金

債券投資といった時に、皆さんはどんなものを思い浮かべるでしょう。
少しお年を召された方であれば割債(ワリコーとかワリノーとか)かもしれませんが、今回は利付債についてのお話です。

利付債とは発行体が一定の法則に基づいて利息の支払いを約束した商品ということができます。
発行体(国や地方自治体、会社など)が一定の法則に基づい(年利〇〇%、〇〇年間とか)て利息を支払うことを約束した商品で満期まで保有すると、発行体が額面金額を返してくれるものです。

因みに、なぜ「一定の法則に基づいて」などという持って回った言い方をするかというと、実は結構いろいろな条件付けをしてくる債券があるからです。
例えば「中途償還条項付」などというもので、発行体が任意に途中で「やーめた」って言って元本を返還して終わってしまうものなどもあります。

債券の一般的なものは半年に一度利払いを行い、利息は定期預金より高くなっています。
投資期間は満期が3~7年程度で、その間に何事もなく満期まで保有すれば額面金額で帰ってきます。

例えば、
個人がA社の発行する新発公募債が額面100万円、金利2.0%、満期4年で
新しく発行されるものを100万円分購入した場合
半年ごとに受け取る利払は
100万円×2.0%×1/2×79.685%(税引後)=7,968円
4年後の満期の際には額面金額100万円+半年分の利息7,968円     1,007,968円 となります。
よって、4年間での受取利息は 7,968円×4年×2回=63,744円
実質利回り(手取りの利回りは)4年で 6.3744% 年利にして1.5936% です。

格付けとリスクについて

クローバー

債権は利払いと満期償還の支払いのすべてが、発行体の責任において行われます。
発行体の経営が悪くなって支払いができなくなることも、想定されます。我々はその安全性や投資判断をどう見極めたらいいのでしょう?

各発行体は債券を発行するにあたって「格付け」というものを取得しています。これは会社の財務の安全性を表現したもので、会社の評価を行っている専門の機関があります。何種類か表記方法はあるのですが、BBB格以上が「投資適格債」とされています。

格付けの悪いものの方が一般に利回りは高くなっていますが、個人では基本的に投資適格債以外は購入できません。証券会社によっては、A格以上しか個人向けに販売しないところなどもあります。
格付けについて詳しくお知りになりたい方はS&P、Moody's、R&Iなどの単語で検索してみてください

*投資適格債であれば間違いなく安全かというと、そうでもありません。高い信用格付を得ていた会社が突如破綻して大騒ぎになったこともあります。投資に絶対はないのです。

新発公募債の購入

夫婦二人

新発公募債とは新しく発行される債権のことで、公募債などとも呼ばれます。基本的に単価100円、100万円単位で購入することができます。中には10万円単位、個人向け国債など1万円単位で購入可能のものもあります。個人で債券投資をする際には一番わかりやすく情報が豊富で手を出しやすいのが、この新発公募債になります。

証券会社を中心に、発行するときに広く購入者を募集します。どこの証券会社でも、すべての銘柄の取り扱いがあるわけではありません。購入したい方は証券会社に声をかけておいて(HPで募集があるかどうか確認して)、募集期間中に希望数量を申込して購入することになります

発行に際しては、目論見書という会社の財務内容や格付けに関する情報をまとめて1冊にした説明書類が交付されます。必ず目を通すように言われるのですが、読みこなすには専門知識を必要とします。

購入できたら、受渡日までに購入代金を入金して手続完了となります。
人気のものなどは抽選で購入というケースもあります。

中には私募債といって、広く一般的には募集が行われない債権もありますが、今回は説明を省きます。

基本的な投資スタンスと途中売却について

夫婦二人

債券の基本的な投資スタンスとしては満期まで保有することでしっかりと利息を手にすることが目的です。
定期預金よりもいくらか高い利息の商品を最後まで保有して、しっかりと利息を受け取りましょう。
そもそも債券をポートフォリオに組み込む理由としては「数年後に必要となる予定のある資金を、より有利な利回りで運用する」ことのはずです。途中換金は基本想定していません。

債券の値動きの特徴として
「市中金利が発行時よりも下がっていれば値上り、上がっていれば値下り」
「格付けが発行時よりも上がれば値上り、下れば値下り」
する傾向があります。
基準となるのは10年国債の利回りですが、株式のように個別に相場があるわけではありません。

なお、何らかの事情により途中売却することになった場合は、証券会社の提示する金額で売却することになります。(相対取引といいます。個人向け国債は別)当然証券会社はそこで手数料を加味した金額を提示してきますので、購入当初の単価100円を中心に上下します。売却損失が発生する可能性もあります。
なお、半年ごとの利払いと利払いの間で売却した場合には、経過利息といって日割で利息を受け取ることができます。(税務上の扱いは売却代金です)

税金については、基本的に利払いについては20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の源泉分離課税の徴収で完了します。売却益については、株式同様に譲渡所得となり20.315%(同上)の申告分離課税となります。双方とも、特定口座での管理が可能です。また、株式などとの損益通算が可能になりました。

参考:国税庁HP
No.1463 株式等を譲渡したときの課税(申告分離課税) 

No.1474 上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除

2023/8/21
2024/6/27更新

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