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2024年1月より新NISAがはじまりました。
私自身も地元のCATVから取材を受けて、NISAの考え方などお話もさせていただきました。
「長期・分散・積立の3点を抑えて資産形成をしていきましょう」というのがNISAの論点であり、そのための制度です。
NISA、NISAっていうけどさ・・・今始めちゃって大丈夫なの?なんて思っているあなたに向けたお話です。
あらためてNISAに対する考え方と心構え、巷の論点についてお話します。
投資における基本といわれる3点を確認しておきましょう。
長期:長期的に運用することで、運用結果は良くなると言われています。明日上がるかどうか・来年上がっているかどうかなどというのはただの博打です。例えば10年・20年・30年の間には、良い時もあれば悪い時もあります。時間を味方につけましょう。
分散:一つの資産・一つの銘柄・一つの方法で投資をすると、最悪の場合には全滅する可能性があります。卵を一つの器に盛ってはいけないという格言もあります。いくつもの手法を使って・いくつもの対象に・時期もずらして投資をしましょう。
積立:これは私が証券会社にいたころには言われていませんでした。長期・分散投資をしようとすると、おのずと積立投資をすることになります。いわゆるドルコスト平均法の利点を生かしつつ、毎月・毎年同じ金額を同じタイミングでひたすら買い続けます。積立投資には長期と分散を足しただけではないプラスの要素が生まれます。
それは「複利効果」です。
「複利効果」についてご説明します。
「複利効果」とはあるものに投資した結果、増えた分を同じ商品に再投資して運用することとでも表現したらいいでしょうか。具体的な数字で示すと次のようになります。
ある商品に100万円投資します。その商品は年利5%で増えるものとします。この商品の利益を毎年再投資して複利運用すると以下の様になります。
1年目:1,000,000円⇒1,050,000円(1,000,000円×(1+0.05))
2年目:1,050,000円⇒1,102,500円(1,050,000円×(1+0.05))
3年目:1,102,500円⇒1,157,625円(1,102,500円×(1+0.05))
1年目の利益である50,000円を再投資することで、2年目には52,500円増えます。
1年目の50,000円と2年目の52,500円を再投資することで、3年目には55,125円増えます。
NISAの枠の外での投資であれば、毎年の利益から税金(20.315%)が引かれますので少し違った計算になります。
ただ、NISAであればうまれる利益に税金はかからないため、上記の様な計算になります。
複利運用をしなければ3年で150,000円、複利運用をすれば157,625円の利益。になります。
これを例えば20年やるとどうなるでしょう。
複利運用をしなければ (1,050,000円―1,000,000円)×20年=1,000,000円の利益
複利運用をすれば 1,000,000円×1.05の20乗-1,000,000円=1,653,297円の利益となります。
同じ1,000,000円を元手に投資して、この653,297円の差が長期投資における「複利効果」です。
同じ投資をするなら、利用するに越したことはありません。
今は2024年2月です。
ここ数年の日経平均株価は、ほぼうなぎのぼりといったいいような勢いで上昇を続けています。連日のバブル後最高値更新中の今、投資を始めてしまっても良いものでしょうか?
「なんだか今始めると、株が高いところから買い始めるみたいで不安だなあ」という声、よく聞くご意見です。感覚として、ごもっともな話だとも思います。
では、仮に10年前だったらどうなんでしょう?
10年前(2014年)といえば、2013年6月に「骨太の方針」が発表された第2次安倍内閣のころです。2%のインフレターゲットが設定されて、その後に名目賃金がおよそ5年にわたって上昇を続けました。日経平均株価は2013年の年末に16,300円程度でした。
このころだったら買えましたか?実は2008年に日経平均株価が8,000円台を付けてから、今ほどではないにしても上昇をはじめてきていた時期です。それでも倍近くになっているんですね。
結局、今の相場が高いのか安いのかは論じても仕方がないんじゃないでしょうか。
とにかく始める。日本株が怖いのであれば他の国の株式を検討するか、もっと分散の利いた債券や不動産を含んだ商品を検討する。
始めないことには資産形成できません。
市場に参加していることが重要なのです。
長期投資をする際に大事な論点がもう一つあります。
それは低コストであることです。
長い間投資をする以上、投資をすること自体にコストがかかっていることは、とても不利なことです。では、コストとは何かというと
売買コストは、購入や換金する際にかかる手数料のことです。貯蓄のために積立をするにあたって、毎月購入の度に手数料がかかっていては運用利回りどころではありません。これは換金する時もそうです。売買コストのかからない/少ない商品を選びましょう。
運用コストは、商品の運用中にかかる手数料のことです。株式の場合はあまり考える必要はありませんが、投資信託やロボアドなど利用する際には注意が必要です。長期で預けて運用している間に毎日かかる手数料が、少ないに越したことはありません。運用コストのかからない/少ない商品を選びましょう。
税金は、文字通り税金がかかるかどうかという話です。NISAの各枠内で運用する分には、その利益の配当や分配に当たって税金は課税されません。(株式の配当金については注意が必要です)ただ、運用益に対して通常は15.315%の所得税及び復興所得税と、5%の住民税が課税されます。NISAの枠の外で投資をする場合、売却益や配当・分配金のすべてに対して2割近く税金がかかったとしたらどうでしょう。税金の課税を避けることは資産形成上、大きなアドバンテージにつながります。
NISAの投資対象としてインデックスファンドという投資信託に、資金が集まっているという話を聞かれたこともあると思います。その理由の一つがこれらコストが安いことです。
新NISAの年間投資限度額や成長投資枠は上限1200万円までなどの制度設計を見たらわかりますが、この制度が目指すところは
「長期で積立投資してくれないかな?」ってことなんですね。
年金で賄いきれなくなりそうだから自分で準備してくださいって話かもしれませんが、税金は免除されているし翌年まで待てば売却した分の投資枠も復活する。
正直なところ、資産形成だけを目的にすればこれ以上は制度的に望めないくらいに、
条件的には整っています。
コストのかからない商品で
長期間かけて
分散投資して
複利効果を手にしてください。
NISAやiDecoをご検討の方、ぜひご相談ください。
長期分散投資で複利効果を味方につけて資産形成を始めましょう。
個別銘柄の選び方や、商品内容の確認などお手伝いさせていただきます。
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